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仮想通貨取引の環境に感じた違和感

2017年8月6日

主にBitCoin、Ethereumの現物取引をして感じたことについて書く。レバレッジありの取引、先物についての話ではないことが前提である。内容的に、重なる部分はあるかもしれないが、このへんの取引はやったことがない。話としては、仮想通貨を取り巻く状況と取引所の仕組みがアンマッチ過ぎない?という感じの内容である。仮想通貨投資に積極的な人の多くは既に察知していることかもしれない。

仮想通貨の基軸通貨といわれるBitCoinですら、価値は安定せず、そもそも通貨っぽくない

やたらビヨーンと価格が跳ねたり、逆にすごい鋭角で価格が落ちるような時もある。そのあたりが仮想通貨取引の魅力なのだが、要はギャンブルに近い要素がかなりある。詳細については、Crypto WatchのBTC/JPのグラフが分かりやすいので、リンクを載せておく。このグラフの2017年5月25日近辺を見ていくと、いかに価格に乱高下が発生しているか分かる。

 

仮想通貨はポケモン並みに多い。ざっと1000種類くらい。その中で今後大きな利益を生乱すであろう通貨を見つけ出す

CryptoCurrency Market Capitalizationsによると、このサイトで観測されるだけで1033の仮想通貨がある(※2017年8月6日現在、市場規模が極めて小さい・または不明なものも含む)。今、ICO(参考記事でソースとして良さそうなのがないので、TechCrounchの記事をリンクしておく)という方式により、新しい仮想通貨が市場に出てきており、この方式による仮想通貨の供給は、今後一層増加すると思われる。ただ、BitCoin以外の市場規模の大きな仮想通貨を見ても、なかなか安定して価値を提供しているものはなく、他仮想通貨の価値もBitCoinの性質と似た性質を持っている。要するに、投機的な市場がいくつも発生しているため、一時的に大きく利益を見いだせる市場を発見する能力が試される。

 

取引所での取引手数料が高い。送金手数料が安いような内容が目立つが、送金手数料と取引手数料を同一視していると痛い目に

BitCoinは、取引手数料よりも送金手数料について触れられることが多いように思える。イメージとして、多くは送金手数料が安いと思われているが、具体的に送金手数料を数字に落とすと、国内で最もBitCoinの取引量が多いBitFlyerでは、送金手数料は0.0005BTCとなっており(2017年8月6日現在)、1BTCを35万円とした場合、これは日本円にして175円である。めちゃめちゃ安いわけではないが、銀行の手数料を比較した場合に送金にかかる手数料としては少しは安いほうではあると思う。

話を本題の取引手数料に戻す。取引手数料を考えないでショートポジションでの取引をやってみると、手数料で結果的に損益になったり、トレードに見合う利益が少ないと思えることがある。例えば、1BTCを買いから入り、売って利益を出したいとする。1BTCを35万円で購入した場合、BitFlyerの取引手数料を参考にすると、仮に月間あたり100万円〜200 万円未満の取引量と想定し、0.11%、日本円で385円分の手数料(Bitcoin換算)の取引手数料がかかる。単純な計算で、1BTCを35万円で売ろうとすると、やはり385円分の手数料がかかる。となると、勘の良い人はもう既にお気付きの通り、買いから入り、ポジションを持ったとして、少なくとも770円の価値上昇でトントン、約800円の価格上昇がないと利益が見込めないのだ。

BitCoinは急騰・急落を繰り返す性質が見られる。とはいえ、急騰のタイミングがあったとしても、そんなに都合が良いように2,000円急騰した、約1, 200円の利益、なんてなかなかない。ジリジリとグラフが横線をたどり、下落が始まると一気に下落するので、そういった場合、損切りとなるが、1BTC35万円で買い、同価格で売ると770円の損失となる。

仮想投資では、鋭角で落ちるグラフはよく見かけるので、中・長期でポジションを持つことは、それなりに勇気がいることだ。急騰・急落が茶飯事な特性から、よほど初期の段階で通貨を所持していない限り、中・長期でのトレードはメリットが少ないように思える。

 

結論: 取引手数料が高いことを踏まえたとしても、価値の安定しない仮想通貨へ、中・長期のトレードをするのはリスク。莫大な利益を狙うならICOの通貨へ早い段階で投資する

結論は前述の見出しの通り。当初、APIがやたら充実しているなあと思ったので(BitFlyer Lightning APICryptoWatchのAPI)、勉強がてらシステムを作ってトレードをしよう!なんて考えていたが、取引回数が多くなるほど、アルゴリズムが出来上がるまでに取引手数料により資金が焼かれていく気がして、この考えを改めた。

手数料にかかるコストが少なく、取引機会が多いほうが、機械による投資を行う環境としては良いと思うので、仮想通貨取引は機械による投資を行う場合には環境的にはあまり良くはないと判断した。アルゴリズムを組むのが得意な人であるなら、ある程度の資金を注入して挑戦しても良いかもしれない。BitFlyerの取引手数料の現物の取引手数料をみると、少額だと手数料が高く、取引量が多くなればなるほど、手数料が減少していく。少額投資を繰り返すうちは取引手数料を下げることができず、やはり初期の段階での資金の減少が危惧される。

あとは、より莫大な利益を求めた場合、ICOからの仮想通貨取引所への新規上場を見込める通貨に投資することが考えられる(ICOは現状でも詐欺、詐欺まがいのものもあり、ギャンブル性もかなり高そうだが)。仮想通貨投資の話を他の人に話してみて、言われて印象に残っているコメントが、「数十万円くらいの小銭は要らない」だった。そういう人もICO投資には傾くかもしれない。

蛇足だが、機械による投資をしたかったがために、仮想通貨以外の市場について調べると、日本の株式市場ではAPIの提供は少ないようだ。一方で、FXではOANDA社のAPIを使えばいけそなのと、取引手数料もBitCoinほどエグくなさそうなので、こちらを調べてみようと思う。

仮想通貨はオープンなマーケットだと思い、機械が積極的に試行回数を重ねて投資しやすいような環境になっていると勝手に思っていたのだが、資金力がない場合に限っては案外そうでもないことに気付いてしまい、残念だ。

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mmiyauchi

プログラムを書きながらTranceを聴くのが良いですね。みなさんも聴いたほうがいいですよ、Trance。EDMよりハードトランスでしょ。

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