長年iPhoneを使っていたが思い切ってAndroid端末を購入してみた…が2日でiPhoneに戻った
2017年3月26日…
Apple認定の正規修理プロバイダのビックカメラの修理費用を参照すると、このようになっている。5まではホームボタンは単品で修理できたが、5Sからは指紋認証センサーが実装されたためか、本体交換となる。Apple Care+で5Sより以後のモデルにてホームボタン修理となると(指紋認証センサー付きモデル)、たかだかホームボタンの故障だけで最上位の修理費用の34,344円(2016年4月3日現在)がかかってしまう。iPhoneは世界の市場の中でも、高価な端末の部類であるが、それにしても高いなあと思ってしまう。
最近僕のiPhone5Sではホームボタンが壊れてしまい、かなり押し込まないと入力が出来なくなった。なので、AssistiveTouchという、ホームボタンが不調な難民向けの機能をオンにしている。正直、この機能を標準で実装している時点でAppleはホームボタンの脆さを認めているようにしか思えないのだが、ここは文句を言いつつも使うしかない機能である。
利用者として求めるのはもちろん以前のような操作性である。AssistiveTouchはホームボタンの完全なる代替ではない。もちろん、仮想ボタンなので、AssistiveTouchならではの付加機能もあるが、デメリットも多い。例えば、AssistiveTouchでの「ホーム」機能は説明がしずらいが、アプリケーションを起動していたら、そこから抜けてホームに戻る、が物理的なホームボタンの挙動だと思うが、何度も押さないとこれが実現できない。また、そういったシーンで何度もAssistiveTouchをいつものホームボタンの感覚で押したいとなるが、
AssistiveTouchのメニューを展開させる→ホーム機能を押す
をやらないといけないので、たかだかいつもの操作にストレスを感じるようになる。また、AssistiveTouchはロック中画面ですら、どの画面に置いても常時表示され続けるという特性があるので、視覚的に大変邪魔である。AssistiveTouchが致命的に邪魔なのが、動画鑑賞中やゲームプレイ中だ。僕のiPhoneは中途半端にホームボタンが壊れているせいか、押し込めば反応するので、動画鑑賞中はオフにしているが、その操作も手間であり、面倒を感じる。
僕の結論はAppleの戦略として、ホームボタンの故障はビジネスだ。それを決定づけるのがこの出来事だろう。
http://jp.techcrunch.com/2016/02/08/20160206repairing-your-iphone-home-button-from-an-unofficial-repair-shop-can-brick-your-phone/
いわゆる、エラー53の問題だ。エラー53が出ると、iPhoneが文鎮化し、正常動作しなくなる。これはAppleの正規プロバイダ以外でiPhoneを修理した場合に起こるものだった。これは最近のiOSのリリースで対応したわけだが、結局のところ、Apple正規の修理プロバイダで高額な修理費用が発生するには変わりはない。機能実装だったりで、サードパーティ潰しはAppleがよくやることだが、さすがにこれについてはある程度仕方ないにしろ、えげつないなと思ってしまった。
また、iPhoneが精巧なコンピュータなのかは理解しているが、ホームボタンの故障は多い事案と思う。AssistiveTouchを出現させているiPhoneは結構見たと思う。僕自身のApple製品の経験だと、iPhoneは5回中2回は初期不良で交換、Macは1回中1回初期不良の交換、周辺機器だと最近買ったMagic Trackpad2も初期不良で交換があったので、品質管理に問題が多い。僕からすると、Appleは、プロダクトデザインは際立って良いが、市場の価格の中でもスペックのわりに高価格に設定しており、品質管理に問題があるメーカーであるという認識だ。Appleの信者にありがちなのが、「Apple最高!Apple製品だから良いんだ」みたいな妄信的な方もいるかと思うが、僕の人生上こんなに初期不良が多いメーカーはApplleだけなので、少なくとも品質管理については認識を正したほうが良い。中国の深センで労働者をこき使い、品質管理のなってない商品を作り、高額で売るのがAppleという認識だ。
問題はこれに尽きると思う。色々あれこれ考えてくと、Appleはそれほどまでに熱狂する価値のあるブランドなのか?ということだ。前述の通り、品質管理も現状だとすごく悪い。さらには、新しいiPhoneを買ったのはいいが、一度ホームボタンが壊れると端末一つ買えるほどの修理費がかかる。また、そのようなリスクを回避するためには、購入一年以内に、Apple Care+をさらに購入する必要がある。あらためて冷静に考えると購入者としては、ただ携帯端末を安全に使いたいだけなのに、この煩雑な状態なんなんだ?…という話だ。
最近は、消費意欲を煽るマーケティングで、米国だけでなく、日本国内でも一年おきに新しいiPhoneが入手できるプログラムも実施されたりしているが、果たしてそれほどまでに新しいiPhoneは必要だろうか?とにかく、新しいもの好きでiPhoneがあればそれだけで生きていて幸せな人は勝手にしていたほうがいいと思う。しかし、万が一のサポートが必要な際、アホみたいな金額を平気で要求される、もとをたどれば品質管理に問題があるメーカーなんだし…などと色々考えてしまう人は、そろそろiPhoneとはさよならをする時期なのかもしれない。
そうそう、蛇足になるが、最後に最近はApple製品の品質・故障対応についてこんな記事を見た。
「Appleは水没してダメージを受けたロジックボードを使って修理していた」と修理エンジニアが指摘 – GIGAZINE
http://gigazine.net/news/20160401-apple-uses-water-damaged-board/
火のないところに煙は立たないはずだ。僕はApple製品で初期不良が多い経験があるので、これは信じる側に回ってしまう。
後日談。なにがあったのか、詳細は記事にて。
プログラムを書きながらTranceを聴くのが良いですね。みなさんも聴いたほうがいいですよ、Trance。EDMよりハードトランスでしょ。
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