Google Chromeの起動→クラッシュ…のループに陥ったときの解決方法
短い記事だが、タイト…
Spitifyの日本市場参入が遅れた要因として、完全フリーミアムな無料プランが原因であったと、東洋経済オンラインが報じている
「スポティファイ」日本上陸は、なぜ遅れたか | ゲーム・エンタメ | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
2016年9月29日、Spotifyが正式に日本上陸。
「Spotify」ついに日本上陸 iOSアプリ登場 広告入り「無料聴き放題」プランも – ITmedia ニュース
2016年5月30日、Spotifyの日本参入が関係者筋の情報によりありうると報道された。
Spotifyが日本にやってくる やっと、やっと、やっと – ITmedia ニュース
最近思うのだが、この手の音楽聴き放題サービス、国内市場で騒ぎ立て過ぎでちょっと過熱気味な感じがする。国内だと、AWA、LINE MUSIC、Apple Music、Google play musicが上がるだろう。わずか2〜3ヶ月の間に、メジャーなブランド発の定額聴き放題サービスが次々と現れたから当り前かもしれない。
これらのサービスの怒涛の同時期リリースにより、皆さんは忘れていると思うが、この業界の巨塔であり、第一の本命は日本市場の参入を国内レーベル各社が曲提供を拒否したSpotifyであるし、他はあくまで後発のSpotifyの類似サービスだ。サービスのコンセプトが日本の音楽業界にとって破壊的過ぎたのか、コネクションを得ることができなかったサービスこそがSpotifyだ。
ところで、有料契約時の、SpotifyのCDレベルの音質提供には感動した。CD(追記:と同等レベルの)音質ストリーミング聞き放題は、ストリーミングで聴く音楽は音質が悪いみたいな概念をそもそも覆しているし、正直驚いた。
僕はSpotifyに契約こそしていないが、使用者談によると、一番重要なストリーミング再生の仕組み自体も、極力ラグが少なくなるように工夫して作られているみたいだ。具体的には、CD音質と同等のビットレートでの再生でも、再生時からローディングのタイミングを感じさせることなく、スムーズに再生される(CD音質のビットレートは、MP3 320kbpsの約4.4倍。これを再生時からストレスなく再生する)。会社のBGMで、Spotifyを有料契約してる方が流している音楽を聞くことがあるが、CD音質ともなると、やはり190kbps〜320kbpsの圧縮音源とは、音圧も違えば、音源の細部の表現の何から何まで違うと感じる。
追記:打ち消し線の箇所について
記事の初稿では、CD音質でビットレートに間違いがあった。これは例によってSpotifyを実際に契約している人が、「CDにより近い音質」という表現で僕がビットレートをCD音質と取り違えたからだ。しかし、実際に320kbpsのSpotify音源はわりと調整されているのかJazzなんかはすごくムーディに聴こえてCD音質と錯覚したのは事実である。
先駆者のSpotifyは、すでにDJシーンに新たな可能性を示しているのも事実だ。Spotifyは、DJソフトウェアのDjayにビルドインされ、Spotifyライブラリの無制限の音源でミックスできるシステムを実装している。これは、PCDJシーンの、曲ライブラリの増加によるストレージ容量圧迫というありがちなストレスから解き放った。SpotifyとDjayさえあれば、どんなにストレージ容量の小さなノートPCが1台あるだけで、20万曲にもおよぶ膨大な音源にシームレスにアクセスしてDJプレイが可能なのだ!業界の先駆者は、日本市場で各社の聴き放題サービスが騒がれる中で、もう一手も二手も先を行っている。
前述の通り、Spotifyは革新的だ。これまでにない、CD音質レベル音源のシームレスな再生。また、DJシーンの問題解決により、PCDJの新しいスタイルを開発した。なので、他サービスのコンセプトが、ファーストリリースとはいえ、横並びでいまいち自分的には響かない。ただの、「MP3音源の寄せ集めの聴き放題」みたいな印象を受けてしまい、正直言ってどのサービスも似たり寄ったりに見えてしまう。各社同時期の定額聴き放題サービスリリースによる、急激な日本市場の形成は、明らかにおかしい(Spotifyは2014年の7月頃に日本市場参入を予定していた)し、巨塔Spotifyの一強化、寡占になる前に1年かけて徒党を業界的に組んだとしか捉えらえない。
個人的には、Spotifyが明らかに参入拒否されたのを尻目に、他の事業者がしめしめとサービスを開発していった結果、Spotify参入前に一見、それらしい市場ができてしまったようにしか見えない。圧縮音源で聴き放題で言うなら、iTunesに「インターネットラジオ」という素晴らしい機能がある。また、Grooveshark(現在は有志によって運営)も無料で無制限だ。このサービスでは、たいがいの音楽が聴き放題である。でも、Spotifyのような革新的な機能がないのは一目瞭然のことだ。
あくまで、本命はSpotifyだけだ。本命のSpotifyは世界でトップを取り、世界の音楽業界に対して今後も影響力を持ちそうか、バックグラウンドを調べるとさらに見えてくる。
Spotifyがなぜすごいかは、やはり音楽事業で一度天下を取ろうとして、一度は社会からはじき出され、なお強い意志で立ち上がった天才起業家が加担しているという点などから、色々と見えてくる。
音楽の業界を計2回も根底から覆そうとした、起業家ショーン・パーカーがSpotifyには加担している。ショーン・パーカーはFacebook社の初代CEOでもある。
最近、日本市場に出てきたSpotifyより後発の定額聴き放題サービスには、そういった力強い事実による裏付け、成り立ちの背景があるように思えない。Spotifyがなぜ世界で恐れられるかは、Spotifyについて調べればよく分かることだ。多くの偉大なスタートアップが残し、のちに語られる創業ストーリーがあるように、ショーン・パーカーにはまさにそれがある。彼には音楽の未来を変えるパッションがあることが、彼の半生からすでに明らかだ。
日本の音楽業界は聴き放題サービスについては、鎖国し、国内と強いコネクションのある陣営で後発サービスを展開をした。しかしながら、どのサービスもSpotifyにはかなわないだろう。この音楽の市場にかける熱いアントレプレナーのストーリーもなければ、別段革新的な機能もない。コンセプトが新鮮なサービスも見当たらない。Spotifyのコピーは所詮、コピーに過ぎない。いや違う。もっと正しくいうと、他の後発サービスは、音楽にSpotifyのように新しいスタイルを生み出していない…、革命的でない時点で、まるでSpotifyのコピーにすらなっていないのだ。
プログラムを書きながらTranceを聴くのが良いですね。みなさんも聴いたほうがいいですよ、Trance。EDMよりハードトランスでしょ。
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