Forkwell主催 Front-End Study #3「『当たり前』をつくりだすWebアクセシビリティ」に登壇しました
2021年1月13日…
ITのフリーランス界隈すごい人材多いじゃん!というのが伝われば良いと思うので、私が実際に遭遇した逸材たちをメモがてらに書いておく。逸材たちにはCランクからSランクまで存在する。なお、基本スペックとして、Aランク以上の逸材は私の白髪を一時的に増やしたり、気絶させたりするほどのパワーを備えている。AランクとSランクでは、Sランクは存在するだけで害であり、周辺への影響を顧みない。Aランクは時折常識的ではないような、突拍子もない発言や行動により、周辺へ多大な影響を与える点で異なる。Bランク以下は軽微な影響を周辺に与えるもので、正直書こうか迷ったが、いかんせんSとAランクだけを書くと格付けがあまり意味をなさないのと、フリーランス界隈が修羅の国と勘違いされるのではないかというおそれから、記載することにした。
なお、ランク付けはすべて私の主観でしかない。逸材について、日頃から会社員としての立場においてもよく観察している自信があり、かなり格付けは正しい見立てではいるが、格付けの見直しについてはコメントを頂ければと思う。
なお、本文中の一部の動詞にはエイリアスがかけられている。エイリアスの意味は想像にお任せしたい。
漫画にありそうな、クズなキャラを素で行ってるのがなかなかの逸材ぶりである。普段は善人を演じているようであり、穏やか。約束を取り付ける際には「お約束できますか?」と口癖のよう何度も言う。
なお、自分が取り付けた約束…来月からも契約延長で、みたいなのを月末の直前で言うわりに平気で翌週には無かったことにするので、なかなかの極まりぶりである。ちなみにコイツは会社代表なので、世の中のためにも早く潰れて欲しいという励ましの言葉しかコイツにはかけることができない。
先に言ってしまうと、彼のニックネームはお漏らし野郎だった。ピーク時は潮吹きとも言っていた。ウォーターフォールをやりながら、前工程が全く信頼できないとか、ウォーターフォールとは。。
なのだが、とにかくお漏らし野郎のせいで要件追加がありすぎて、見積もりからはるかに上振れした仕事量になった(具体的には、1機能とされる開発内容で100件以上の仕様確認のやり取りが発生した)。旅行中に関わらず仕事をし、その上カフェで気絶に至ったことは忘れない。
リーダブルコードが名著であることはよく理解しているが、リーダブルコードを聖書とする宗教があると認識したので、あえて読んでいない。教徒の技術レベルが高ければ読む気にもなっただろうが、なかなかの極まりを感ずるレベルだったので読んでいない(※後述のルパン野郎と会社代表のコンビ)。
コイツは面白くて、そももそも自己紹介の最初から自分のことをハンドルネームで自称している。世の中を自分の名前空間の配下と勘違いしてしまっているという、中々の逸材である。18年上場の某フリマアプリの会社が現職か、元在籍者らしい。某社はなかなかの極まりを発揮している人材を抱えてなさるな…と同情してしまった(人材とはガチャである)。
コイツが認知能力が低いな、と思ったのが、技術的な問題の解決方法はGoogleで検索すれば調べれば出てくるものであり、技術的な問題の解決を諦める人間はGoogleでの検索の仕方が悪い、と主張していたことだ。ちなみに、聞いてた経歴では当然コンピュータ工学が背景にある人材ではなかった。技術力の源泉はGoogle検索なんだって笑…ああ、なんちゃってIT技術者。。
ちなみに、コイツはルパン三世一味のガンマンの名前と自身を称していた。ローカルホスト事案が面白ろ過ぎたので、彼が推奨する呼称ではなく、知人とローカルホストと呼んでいた。ローカルホストは発注者から安易な発言を慎むように注意されるというチンパン具合だったので、そういう意味でSランクである。
こいつは上のルパン野郎と相方で、前述のルパン野郎がいかに素晴らしい人材か、クライアントの前でも称賛(というか、もはや崇拝)しているという中々の逸材である。とにかく、気に入らない人材についてはよく励ましてくるが、励ましてくる内容からローカルエリアネットワークにおける名前解決すら分からず、Webフロントエンド以外できないなコイツと思わせる技術的な素養のキャパシティの狭さがすごい。その技量で当たり散らすように各所に励ましてくるあたり、常軌を逸した精神の昂ぶりを感じる。
面白かった事案が、質問に対する回答について、「あーそういうのは良いんで、TrueかFalseで答えてください」とか、自然言語の解釈が2値しかできなくなってしまっていることがあったことだ。ちなみに、当時の年齢はルパン野郎と同じく20台半ば。ルパン野郎と同じく、励ましのやり方が若いでは済まされないので、記載に至った。
コイツは面白くて、やってることの腹正しさはお約束野郎と同じくらいであるが、まあ契約レベルではない話なので、お前ほんと極まってるな笑で済むのでこのランクである。この事例となったコイツは、会話となれば「お願いします!そこを何とか!」みたいな精神論しか出てこないので、意見が論理的ではなく、議論に値しない。現場がもはや精神論では解決の糸口がないにも関わらず、最後まで精神論を唱え続けていたので、日本兵と呼んでいた。ちなみにコイツは、開発する機能や要件が分かっておらず、スケジュールすらまともに引けないディレクターであったために、調整が効かない分、ダイレクトに開発者に負荷がかかっていた。
励ましの内容ややり口からしてSランクでも良いのだが、この手の逸材はわりといる気がする。ちなみに、コイツは極度のRailsの信仰者で、RDBMSを使う場合は基本的には制約を付けることが好きではない、だそうだ。そもそもね、該当の案件の開発環境Railsじゃねーし(何でもRailsの環境と同じ開発スタイルでやれば良いとでも思っているのであろうか…?)。RDBMSを使う上でもし制約が嫌であるなら、彼におすすめのソフトウェアがある。Microsoft製のExcelという優れた表計算ソフトウェアがあるので、まずはより規約が強固なRDBMS、一般的にはデータベースと言われるソフトウェアを使用する前にそれを使用してみてはどうだろか。データをCSVで管理すれば規約なんて要らないし。
自称の年収ラインから考えてコイツは小金持ちなわけ。かーーーらーーーのーーー?面倒ごとはエスケープ!!お約束なんか知らねーよ!俺は年収2000万!!この腐りきったやり方がたまんねえ!!これで、数社も技術顧問やってるって??一体、どんな会社の技術顧問だよ笑
当然、彼身勝手な行動による遅れの分がそのまま、プロジェクト全体の遅延につながった。ちなみに、平常時はお約束野郎の例に漏れず、当然善人ぶっている。余談だが、善人ぶっている人とそうではない人は普段はあまり見分けがつかないこともあるので、窮地になった時にどういう行動を取るか、は人の本質を見極めるためには重要だと思う。
まあ、コイツはしょーもないフリーランス市場のほんの一部のエリアで息をしているだけであって、特定市場で生きられなくなったら終わりなキャラなので、さっさとそうならんかな…と思ってしまった。こういう人間にカネを与えて勘違いをさせてはいけない。考え方が危険だし、周りへの危害が大きいので。
わりと買い叩きにくる逸材の定番文句と化している「将来的な〜」から始まるこの文句。私の経験では、Node.jsとフロントエンドのJavaScript書いて、技術選定や設計までやって時給1,000円だが1,500円とかはあった。あと、メディアの記事を書いて金額はうやむやに、むしろそれでいて次は何を書いてくれるんですか、的な事案も。
会社員の場合では、今現在の支払いが不可な状態で、将来を見据える場合は、株現物はなかなか無い待遇と思うが、ストックオプションの提供は良くある。逸材の皆さんにはぜひそういった仕組みも学習して頂きたいと思う。
もはやNDAとは?という話だが。。面白いのが、周りにいる開発者や発注者がこれについて誰一人として何もツッコまないことだ!みんな揃いに揃って逸材揃いのシチュエーションでこれだったので、さすがに笑ってしまった。当然、身の危険を感じたので、契約前だったので離脱をした。
上記の一部の人材を除いて、おおまかな彼らの性質はこうである
以上の特徴を見ていかがだろう。道徳観のある程度ある会社員の方からすると、ただの逸材としか言えないのではないだろうか。というか、会社員をやっていると出くわさない属性であるし、単純に書いていてすごいな…と思ってしまった。全般的な特徴としては、イキっている、という表現に尽きる。イキり方が20台前半というか、会社員だと20台半ばに差し掛かるあたりでまともな人間なら矯正されている部分が逸材に至っては、全解放されている。ユニコーンガンダムで例えるならば、常時デストロイモード的な感じがすごい。
この記事を書こうと思った経緯として、発注者と受注者の両方の人材の質が私の観測範囲ではあまりに悪いケースが結構あり、どうしようもないな、と思ったことが大きい。そのような現状を晒し上げることにより、フリーランスの界隈についてなかなか表に出てこないダメな側面を知ってもらい、まともな人材がこういうパターンはこう来るな、と私と同じ轍を踏まないような事前情報として欲しいためだ。逸材たちは完全に感覚が常軌を逸しているので、まともに逸材たちの相手をする必要などなく、適当で良い。逸材と対峙した際に最も重要なのは、自分が逸材の行動によりいかに被害を受けないようにするかと、いかにして逸材と距離を置くかである。しかしながら、このような状況でも我々は生き抜かなければならない。私は動物園で見た面白い動物を記録していくような感覚で、今後も逸材たちを記録し続けようと思う。逸材についての解析が勧めば彼らとのコミュニケーションも捗るはずである。まあ最も、関わらないほうがストレスもないし、一番良いのだが。
蛇足だが、某大手人材エージェントでITベンチャー企業を主に担当されている方に逸材の方々についての話をしてみたら、こういった逸材の方々が40歳手前を迎えるあたりに家庭の事情(子供の成長?)などで、会社員に戻ろうとすることが良くあるらしい。戻ろうとするも、技術面ではなく、他の部分がネックとなり、ほとんどの場合、会社員には戻れないようだ。それは、おそらく上でまとめた彼らのいくつかの性質の部分がコミュニケーションに出てしまっているためであろう。
ゴミは分別するように、当然人材もそうあるべきだと思う。逸材の彼らには身の丈にあった、かつ人に迷惑のかからないふさわしい場所に留まっていてください、というのが私からの逸材の方々への励ましの言葉である。
2019年6月21日追記:
Gigazineに面白い記事があったので貼っておく。
プログラマーを30年間やってきた経験から学んだことまとめ – GIGAZINE
この記事の後半「個人的なことについて」という以下にこんなことが書いてある。
- 口が悪い人からは距離を置くべき
- 無意識であっても差別的な言動をする人からは距離を置くのが良い
私の投稿ではお行儀が悪い感じの表現していないのだが、言いたいことはだいたい上の2つである。関わるだけ、本当に無駄なのだ。
プログラムを書きながらTranceを聴くのが良いですね。みなさんも聴いたほうがいいですよ、Trance。EDMよりハードトランスでしょ。
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