Forkwell主催 Front-End Study #3「『当たり前』をつくりだすWebアクセシビリティ」に登壇しました
2021年1月13日…
※この記事は、ブラックスタートアップと関わった話の続きの記事です。
ブラックスタートアップからさらっと抜けた、ということで先日は記事を終えた。しかし、後処理というか開発関係のお金で実費になっている部分の清算があったので、嫌々彼らに問い合わせた。しかし、そこはブラックスタートアップ。期待を裏切らない予想通りの対応が待っていた。もうね、おこだよ。
(LINEにて)
mmiyauchi「すでに実費で払ってしまっている分がコレコレとコレなわけですが、まずはどの程度をお互い負担するか話をしよう」
財務担当的な人間「お支払いしたい気持ちは山々なのですが、領収書の宛名が我々の組織あてじゃなくて、mmiyauchiさん宛なので、現状は無理ですね。あなたが個人事業主で登記したらお支払いしますよ。」
mmiyauchi「え?自分組織に入ってる時期あったりしたけど、組織の人間というふうに処理してもらえばいいんじゃないの?あとそれが難しいのなら、俺が新たに領収書切るからそれで払ってもらえれば…。」
財務担当的な人間「そもそもですね、あなたにはメンバーになれとは言ったけど、雇用契約を結んでいないから。ドメイン取得のオーダーはしましたが、ドメインとるとき文字列ミスったのは文字列間違えたあなたの責任ですよ、その分は自分で払ってください。開発に関しては、(パートナーの際、開発は依頼しましたが)相談なしに勝手に開発に必要なものを用意したのであなた持ちでしょう。お支払いできるのは我々が必要なドメインだけです、その分だけ今回は払います。また、あなたが抜けるのは想定外で、そのためにドメイン移管費用が発生しますが、それくらいは仕方がないのでこちらで負担をします。」
mmiyauchi「よく分かった、とりあえずもうお金の話はこのまま自費で良い。もうでLINEで連絡してこないでくれ。用があったらメールで問い合わせてくれ」
(自分LINEグループ脱退)
ちなみに上記は、社内の開発にかかる実費は負担するという前提があったので、それを元にもちろん問い合わせをしている。
という、なんと横柄な!とありきたりな言葉でわりとすっぽり片付くレベルなやり取りで、通常の相談ごとすらままならない状況だったので、自分から会話をやめた(依頼を受けた書類がなく、言いがかりがそのまま通る状態であったのも理由の一つ)。とりあえず、色々突っ込みどころ満載なのだけど、今回の支払い関係の問題でブラックスタートアップがブラック・パワーを発揮している大きな問題点を考察していくことにする。
領収書の宛名を会社宛てで取得するのは基本だが、そのあたりのこともロクに知らせず、条件的に合わないことを理由に支払いを回避しようとしている。上ではもちろん僕もこういう清算方法はどうか、と提案をしている。なお、開発関係のはねられた経費については、開発ゴーサインが出ていたのにもかかわらず、方針転換によりパートナー時代に被った出費である。
都合の良いときにはメンバーになれと誘い、実際に「メンバー」化するのだが、雇用契約は結んでないを良いことにボロクソに言われるわけだ。彼らのいうメンバーって、たぶん「タダ働き要員」のことなんじゃないかな。
一見するとこれが一番ブラックさが低いと思われがちだが、これがブラックさが一番高い。
なんでかっていうと、会社は組織で動いていて、会社の企業活動の責任は会社の看板全部で背負わないといけない。責任の所在を組織内部の人間まで落とし込むと、例えば自分のミスは自分の上司の責任だったりで、しかしやはり最終的には故意でなくてやばいミスを犯しても損害を責任を負う人間が個人の実費で払うということはまずない(減給とか始末書にはなるかもしれないけど)。つまり、企業活動での損害を作業者である個人に請求してしまう(依頼者の責任は追求されない)、とてもシビアでヤバすぎる会社なのである!いやー学生のノリの会社って怖いわあ…。今回はドメインの文字列ミスで少額だから僕も別段痛手というわけではないが、依頼者が正しくミスがない形式でオーダーしたかは疑問である。
なぜか強気の対応で、とりあえず相談には応じる気はなし。まあ僕も無駄を感じたので引いたけど、人の話も分からないアホの子を相手にするのも体力が必要。ストレスもたまるしねえ。
もう、会社なのかよブラックスタートアップって感じだが、立派な会社である!税金も納めている。ツッコミ突っ込みにも疲れたし、飽きてきたので、ここまでの対応で、ブラックスタートアップはざっくりなんなのかをあらためて考え、ブラックスタートアップについての考察を締めたいと思う。
創業者の言い分だといつかあなたにも価値を還元できるように〜みたいなことを言っていた。言っただけで、やはり雇用契約同様に契約をしたわけではないので、やはりまた口だけであろう。現実は、組織を離れる人間に対してまで、最後まで経費で払うと約束した部分にまでロクに相談に応じないそぶりを見ると、ほんとうに人に何でも求めてしまうスタンスが伺える。このあたりは、Win Winというよく使われる言葉が分かりやすいが、彼らはお互いの立ち位置や利益関係は全く考えることができない。
ここまで記事に書いてきたように、今回でも実際依頼を受けて実行したが、それもなかったことにして、責任や実際の費用を押し付けてしまう。出来立てホヤホヤの会社組織でもそうだと思うが、組織内のオーダーを書面でいちいち決済の書類とってやっていることなんてのはあまりないことだろう、スタートアップとなればなおさらだ。僕は暗黙の了解を意識してオーダーを汲み取って動いたが(創業者からの依頼を実行するのには必要不可欠な経費だった)、暗黙の了解であること、決済をとってないことを言い分に、立場を僕よりも上位に話すそぶりからはまっとうな人間の道徳観は感じられない。
前回の記事で述べたように、今回お題となっている組織は学生が創業している。マシといえば、一般企業の社外の第三者と積極的に交流して、一応社会的に会社組織だったみたいだ。しかし、内部は記事で述べているようにボロボロである。なので、僕としては活動自体は大学のサークルか何かの打ち合わせをしている感じだった(それを脱するべく色々やってはみたのだが)。しかしながら、ブラックスタートアップの実例は僕が実際に活動に加担した記事に書いた組織だけではなく、他のスタートアップを名乗る組織でもありうる。今回、記事に出しているブラックスタートアップの特徴は、僕が実際に遭遇したブラックスタートアップの特徴を抽出して列挙しているので、記事の組織に限ったことではない。だいたいのブラックスタートアップでヤバい匂いがした場合は、僕の感覚では、それは創業者がビジネスの面でアホの子でサークル活動並みの企業活動に落ち着いている場合である。
とにかく、ブラックスタートアップはマジでヤバい、いやマジで。
どれくらいヤバいかというと、シャアが何かの間違いで惑星を地球に落としたがるくらいにはヤバい。今回ブラックスタートアップとディープに関わることで、僕にはかなりのインパクトがあった。
これ本当に真理で、プライベートとビジネスでの人の側面は違うなあと、とても勉強になった。ただ、勉強のコストとしては時間を見合わないレベルでかなり割いてしまったので、今後は注意深く人と付き合おうと思う。最後に、ブラックスタートアップ創業者の名言で僕が一番衝撃を受けた言葉で締めたい。
技術者には、技術をやってもらうこと、それ自体が価値提供だと思います
はい、技術者なんで技術でもやってます。。…はあ。
プログラムを書きながらTranceを聴くのが良いですね。みなさんも聴いたほうがいいですよ、Trance。EDMよりハードトランスでしょ。